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Ceis (ケーシュ)デビューCD「Wandering Aengus (ワンダリング・エーンガス)」(税込2500円) 代金引換の場合は2850円 order English 《Ceis》〜生山早弥香(アイリッシュ・ハープ) & AGATA(ヴォーカル、ケルティック・ハープ)〜による二台の魔法のサウンドとAGATAの夢幻のヴォイスによるケルトとイギリスの伝承歌集。英語歌詞日本語訳:船津 潔。 生山早弥香はハープ演奏に曲の魂をとらえつつ、スコットランドやアイルランドの音楽に心酔してきた。今、彼女はこれらの伝承曲の中から偉大な歌に注目する。それらの歌を日本語に替え、ケーシュは新たな聴き手と、より深き味わいを求める聴き手に向けて、信じられないほど見事な曲をくり広げている。(イギリスの音楽雑誌「The Living Tradition」の前編集長ピート・ヘイウッド) |
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(1/22更新) 《営業中》 |
CD pick-ups by 船津潔(Kiyoshi Funatsu)
(ENGLAND/CD) *HOLLY & THE REIVERS:Three Galleys ¥2350(税込み\2585) James Faganが「Hollyはフォーク界の新星だ」と一押しする女性トラッド・シンガーのHolly Clarke{ヴォーカル、ギター}とJamesの妻のNancy Kerrが「素晴らしい音楽の語り手。徹頭徹尾Aクラス」と絶賛するニューカッスルの男女のデュオ"The Reivers"〜Berttie Armstrong{ヴォーカル、バンジョー、ラップ・スティール}&Marle Harbron{ヴォーカル、フィドル、ハンマーダルシマー}〜が組んだトリオ。 HollyはNancy Kerrタイプの滅茶苦茶素晴らしいトラッド・シンガー。Reiversの二人は米国オールドタイム系のトラッド&バラッド・シンガーで演奏家。Hollyのシンギングを中心にトリオとして絶妙な一体感があって、英米トラッド音楽としての鮮度と熟成度の高さは並外れている。 三人のシンギング&ハーモニーと演奏が英国人的センスで絶妙に調和し溶け合って、新たな英米トラッドの魅力を生み出している。ラストはトラッドの名曲"Willie O'Winsbury"で感涙の幕。2023作。Holly & The Reivers。 |
(ENGLAND/CD) *NICK HART & TOM MOORE:The Colour Of Amber \2580(税込み\2838) 近年三枚のソロ・アルバムを発表しているトラッド・シンガーのNick HartがNick Hartの各ソロ・アルバムでエンジニアリングやミキシングを担当していたTom Mooreがヴィオラとハーモニウムの演奏で共演。Nick Hartもヴィオラ・ダ・ガンバとハーモニウムの演奏。これらの楽器の採用は大正解。 Nickはフォーク・リバイバル以降に日の目を見たイングランドの豊富なトラッド曲からお気に入りの曲を英国トラッド調で朗々とシンギングするのだが、音楽は中世・ルネサンス音楽調。この古風で上品なトラッドサウンドがNickの円やかなシンギングとマッチしていて、トラッド・ファンの耳を引く魅力にもなっている。Nickの家族はモリスダンサーでバンドも結成という。これらの楽器によるモリス曲もまた優雅。 「このデュオによる最初のアルバムはここ数年の他の英国の伝統的なアルバムよりもはるかに優れている」 {folkradio}。2023作。Slow Worm。 |
(IRELAND/CD) GARADICE:Sanctuary ¥2350(税込み\2585) 元デダナンのEleanor Shanleyをシンガーに迎えた一姫三太郎のアイリッシュ・グループ"Garadice"の新作で二枚目。 Dave Sheridanのフルート&アコとJohn McCartinの各種ギターは様々なアイリッシュ・リズムを緩急自在に奏で上げ、Padraig McGovernの巧みなイリアンパイプスの演奏はアイリッシュの魂の響きを持続させる。 全13トラックのうちEleanor Shanleyのヴォーカル入りは6曲。ダンス曲の合間に唄が入る構成。アイリッシュに回帰したEleanor Shanleyのキリッとしたシンギングは齢を重ねてもなお清々しい。とりわけ妻への感謝のラヴソングという4曲目の"Song For Kathryn"は胸キュンの素晴らしさ。正に横綱級アイリッシュ。 ゲスト:Donal Lunny,Tom Murrow,Eleanor Quaine{バッキング・ヴォーカル},Neil Lyons。2023作。Garadice。 ※"Sanctuary"は単なるアルバムではありません。それは時間と境界を越える音楽の永続的な力の証です。Garadiceは各音符でアイルランドの音楽伝統の豊かな伝統を受け入れ、そのメロディーの中に慰め、喜びそして繋がりを見つけるようあなたを誘います。(GaradiceのHPより) |
(IRELAND/CD) THE LONDON LASSES:LL25 \2580(税込み\2838) ロンドンのCherish The Ladiesと勝手に読んでいる女性アイリッシュ・グループ"London Lasses"の結成25周年記念アルバム。録音は25周年目の2022年8月。 過去に在籍した仲間も飛び入り参加して制作された本作はアイリッシュ・ミュージックの魅力が生き生きと織り込まれた滅茶苦茶素晴らしいアイリッシュ。やはり25年の活動実績は違う!ひと味もふた味も違う各種ダンス曲の多彩な楽しさと音楽性の豊かさそしてハープ奏者でシンガーのBrona McVittieの清らかなシンギングと演奏。ぱっと集まってこんな魅力的なアイリッシュをさらりとやってのける彼女 達は凄い。 全14トラック{29曲}。写真多数&曲目解説など豪華ブックレット。2023作。Clo Iar Chonnacht。 |
(IRELAND/CD) SORCHA COSTELLO:The Primrose Lass\2580(税込み\2838) クレア州タラ出身で、2021年"Gradam Ceoil TG4 Young Musician of the Year"の受賞者フィドラーのSorcha Costello嬢のソロ・アルバム。 東クレアのスタイルに深く根ざした{Martin Hayesもそう}という彼女のフィドルは女性的な繊細な感性が曲の隅々にまで宿っていて、伝統的スタイルでありながら、新鮮で爽快感のあるフィドル・ミュージックを創作している。ノリのよいリール曲が多いのもその印象を強めている。そんな中に古いスタイルを織り交ぜて、音楽に旨みを添えている。 9歳からアイルランド最大の音楽コンテスト"Fleada Cheoil"に挑戦して腕を磨いてきたというから、演奏テクニックは折り紙付。John Blake{ギター、ウズーキ}とCatherine McHugh{キーボード}が出しゃばらずに優しく共演。超フレッシュなデビュー・アルバムだ。2023作。Sorcha Costello。 |
(UK{Singer&Songwriter}/CD) *COLIN MACDUFF:Seperations ¥2350(税込み\2585) 看護師退職後に高齢SSWとしてデビューしたColin Macduffの新作で二枚目。 本作のテーマは死別などの「別れ」。重いテーマだが、Colinの唄は、前作と同様に自身が爪弾く響きの良いギターの弾き語りをベースにしていてひたすら穏やかで優しい。ただし前作は「夢を見るような」だったが、本作は別れの「悲しさや苦しさや恐怖」を乗り越えて到達したかのような平和な境地の心穏やかで深い優しさ。 12曲中3曲はMaria Quinnのピアノ伴奏による弾き語りで、心なしか優しさが深く感じられる。彼の人生経験から生まれたとてつもなく優しい唄の魅力は計り知れない。何度聴いても飽きることがない。音楽は人生経験そして心。 ゲスト:.Maria Quinn,Angus Lyon,Jenna Reid。2024作。Gran's House Studio。 |
(UK{Americana}/CD) *BROWN HORSE:Reservoir ¥2350(税込み\2585) 英国のノリッジを拠点に活動する二姫四太郎の六人組カントリー・ロック・バンド"Brown Horse"のデビュー・アルバム。 今の時代に何とかっこいいフォーク・ロックというかカントリー・ロック・バンド!Patrick TurnerのヴォーカルはビブラートがかかってRoger McGuinn風に不思議な魅力があるし、エレキギター、ペダルスティール、バンジョー、アコ、ピアノ、ドラムス等によるロックは、Crazy Horseタイプの70年代のやや荒削りなアメリカン・ロック・バンドやその後のオルタナティブ・カントリー的な土臭さ・泥臭さを放っている。各楽器のサウンドがよく響き合って心地よいし、何よりPatrickのヴォーカルと一体化したエネルギッシュなロックは元気回復に効く。 ラストはバンジョーをフィーチャーしたアコースティックな"Called Away"をPatrickがしっとりとうたって幕。Patrickはこの手のバンドのシンガーとして抜群。2024作。Loose Music。 |
(USA/CD) JEFFREY MARTIN:Thank God We Left The Garden ¥2350(税込み\2585) 裏庭に建てた小さな小屋で録音したというポートランドのSSW(シンガーソングライター)のJeffrey Martinの新作で四枚目。 元々好きなSSWだが、本作は意気込みが違う。唄は内面志向でギターの弾き語りでひたすら魂を振り絞るようにうたう。John Prineが小屋に引きこもり、魂をこめて一心に弾き語った感じだろうか。目まぐるしく変化する世界中で、Jeffreyはあえて人として誰もが記憶に留めることができる事柄についてうたう。 彼は「時と場所の幸運のお陰で、私の声とギターの弾き方そして各新曲の形が私が切望していた誠実さと一体化することができた」と回想する。 身震いするほどの素晴らしいSSWアルバムだ。2023作。Loose Music。 |
(USA/CD) BOB MARTIN:Seabrook ¥2350(税込み\2585) 2022年9月21日に80歳で亡くなったBob Martinのラスト・アルバム。ニューハンプシャー州シーブルックは彼が子どもの頃に休暇でしばしば訪れた場所。2008年にその地のマンションで収録したレコーディングが本作。 1972年の彼のデビュー・アルバム"Midwest Farm Disaster"は周知の名盤だが、36年後に収録された本作でもデビュー作時のディラン・スタイルの気骨あるヴォーカルは健在。しゃがれ声も健在。違うのは渋さとリラックス感。Bobは海辺のマンションの部屋でギターを爪弾き、時々ハーモニカを吹き、一語一語丁寧にうたっていて、唄への感情移入に自然な抑揚感があって味わい深い。いぶし銀の味わいなのだが、唄の根っこは力強い。ファーストの"Midwest Farm Disaster"ありてラストの"Seabrock"あり。Bob Martinの唄は齢を重ねたBob Martin節。 クレジットにはエレキギターやペダルスティールやオルガンなどの演奏者数名が記されているが、トータルにはギターの弾き語りの印象が強い。全11曲。2008年/2023作。Worried Songs。 |
(CANADA/CD) *IAN TAMBLYN:Scenes Through A Mirror \3390(税込み\3729) Ian Tamblynの新作はCD二枚組。1976年作の"Ian Tamblyn"から2020年作の"A Longing For Innocence"の彼の録音音源から音楽人生を振り返って丁寧に選んだ26曲。 昨年末、本作が彼から一枚届いたときには「コンピレーションか」と無視。でもお礼は書かなくっちゃと、聴き流しで聴いていたら、まるで新たに制作された新作を味わう新鮮さでじわじわとハマっていってし まった。それはおそらく彼の唄はどの時代でも彼の真正直な気持ちが写し出されていて「常に新鮮」だからではないだろうか。 加えて音質と音楽的な統一感それにスムーズな曲順もあるだろう。そんなことを彼にメールで伝えたら「好きになってくれてありがとう。自分でも面白い経験だった。曲選び、リマスタリング、曲順を考えたり、新たなストーリーが生み出されたと思う」と。 三つ折りジャケットでブックレットには曲目解説 と録音データ等。本作を聴いてからちょくちょく昔よく聴いた"Paris Afternoon"が頭の中を流れて止まなかった。2023作。North Track。 |
(ITALY/CD) *HIRAM SALSANO:Bucolica ¥2350(税込み\2585) 南イタリアの伝統音楽、特に故郷のカンパニア州チレントの山岳地帯の伝統音楽に焦点を当てたという若きHiram Salsano嬢の衝撃のデビュー・アルバム。 音楽的にはNCCPのようなナポリのトラッドと重なる。Hiram嬢のヴォーカルは滅茶苦茶素晴らしい。民謡の民俗性濃く、ヴォーカル・コントロールを利かせて自由奔放にシンギングする。楽器演奏はHiram{タンバリンとカスタネット}と伴奏者的役割のCatello Gargiulo{アコ、口琴、木製縦笛、片面太鼓}の二人が担っていて、数曲でウードやサンポーニャ等の民族楽器が補助的に入る。サウンドは民俗性を保持しながらも独創的で、奔放なHiramのシンギングと調和して、超フレッシュなイタリアン・トラッドを大らかに創出している。 歌詞が方言なので、標準イタリア語訳が付いている2023作。Hiram Salsano。 |